
底マチが幅広タイプのラビットバッグ。
写真だと染め具合が解りづらいけど青みがかった深みのある緑。
手染めのバッグの場合、1.2~1.4mm厚のタンニン革を使います。
普通の既に染まっている鞣し革に比べると仕上がりが軽くなります。

久々の「ぐるぐる時計」の絵。
ネコの街シリーズに比べると色差しにかなり時間がかかる。
この絵の版が、初期の版、絵、との境目。
この絵以前は、技術的にも表現的にも「模索中」が色濃かった気がします。
革に限らず作っている人たちって作品にどういう名前を付けているのかな。
僕みたいに個展のほかにテナントへ卸をしていなければ
特に名前を気にすることもないのだろうけど
このラビットバッグだって基本以外に亜種が5個もある。
個展のときなんかはバッグAとかBとか適当につけちゃう。
その場合も、しばらくして個展の時に買われた方の友人がほしいのでと
「バッグAのボルドーのぐるぐる時計でお願いします」とか言われると
バッグAってどういうのでしたっけ? みたいな
ま、しょうがないか
さてさて、仕上げ材も乾いたようで休憩終了。